こんにちは。かなめです。
この記事ではポケモンカードゲームで登場した歴代の特別なルールを持つポケモンを知ることができます。
2021年の今年は、ポケモンカードゲーム25周年です。国内海外ともに、この記念の年を祝うカードが少しずつ発表されています。
海外の情報によると、25周年記念の一環として特別なルールを持つ過去のポケモンが、現代風にリメイクされて登場するという噂があります。
そこで、ポケモンカードゲームの最初の商品からXYシリーズまでに登場した、特別なルールを持つポケモンを振り返ってみましょう。XYシリーズの次にあたるサン&ムーンシリーズは、2021年6月現在では現行のシリーズとなっているため、今回は割愛しました。
また、特別なルールを持っていなくても、特別な見た目や特別な仕様になっているカードも、今回の対象としています。皆さんは、どのカードを知っているでしょうか?
ポケットモンスターカードゲームシリーズ(1996年~1999年)
わるいポケモン
初出 |
拡張パック第4弾「ロケット団」 |
特徴 |
- カード名に「わるい」がついていて、通常のポケモンとは別名となる
- すべて「進化ポケモン」で登場
- HPが低い代わりにワザが強力
|
ジムリーダーのポケモン
初出 |
ポケモンジム第1弾「ニビジム タケシ」「ハナダシティジム カスミ」 |
特徴 |
- カード名にジムリーダーの名前がついていて、通常のポケモンとは別名となる
- 同じジムリーダーのポケモンにしか進化できない
- カントー地方のジムリーダー8名のポケモンが登場
- ジム拡張パックでは「R団のポケモン」も登場
|
ポケモンカード★neoシリーズ(2000年~2001年)
ベイビィポケモン
初出 |
拡張パック 第1弾「金、銀、新世界へ...」 |
特徴 |
- 「たねポケモン」とは異なる分類の「ベイビィポケモン」
- 相手のワザを失敗させるルールを持つ
- 「たねポケモン」と同様に場に出せる(対戦準備でも出せる)
- 「たねポケモン」へ進化させることができる
|
アンノーン
初出 |
拡張パック 第2弾「遺跡をこえて...」、プレミアムファイル2 |
特徴 |
- カード名に「アンノーン」とつくポケモンはデッキに4枚までしか入れられない
|
ひかるポケモン
初出 |
拡張パック第3弾「めざめる伝説」 |
特徴 |
- カード名に「ひかる」がついていて、通常のポケモンとは別名となる
- すべて「たねポケモン」で登場
- 同じカード名の「ひかるポケモン」はデッキに1枚しか入れられない
|
わるいポケモン
初出 |
拡張パック第4弾「闇、そして光へ...」 |
特徴 |
|
やさしいポケモン
初出 |
拡張パック第4弾「闇、そして光へ...」 |
特徴 |
- カード名に「やさしい」がついていて、通常のポケモンとは別名となる
- すべて「進化ポケモン」で登場
- HPが高く補助系のワザが多い
|
ポケモンカード★VSシリーズ(2001年)
ジムリーダーのポケモン
初出 |
第1弾「リーダーズポケモン」草雷ハーフデッキ、水炎ハーフデッキ、闘超ハーフデッキ |
特徴 |
- カード名にジムリーダーの名前がついていて、通常のポケモンとは別名となる
- すべて「たねポケモン」で登場
- カントー地方、ジョウト地方のジムリーダーに加え、ジョウト地方の四天王やR団のポケモンも登場
|
ポケモンカードeシリーズ(2001年~2002年)
ベイビィポケモン
クリスタルタイプ
初出 |
拡張パック 第3弾「海からの風」 |
特徴 |
- すべて無色タイプで登場
- タイプが変化するポケボディー「クリスタルタイプ」を持つ
|
ポケモンカードゲームADVシリーズ(2003年~2004年)
ポケモンex
初出 |
第1弾 構築済みスターター 「キモリデッキ」「アチャモデッキ」「ミズゴロウデッキ」、第1弾拡張パック |
特徴 |
- カード名に「ex」がついていて、通常のポケモンとは別名となる
- ステータスが高い代わりに、「きぜつ」すると相手にサイドを2枚とられる
- 読み方は「ポケモンエクストラ」
|
マグマ団のポケモン、アクア団のポケモン
初出 |
構築済みデッキ「マグマ団 ハーフデッキW」「アクア団 ハーフデッキW」、強化拡張パックex1「マグマVSアクア ふたつの野望」 |
特徴 |
- カード名に「マグマ団」または「アクア団」とついていて、通常のポケモンとは別名となる
- 「マグマ団」「アクア団」はそれぞれ同じ組織のポケモンにしか進化できない
|
デュアルタイプ
初出 |
構築済みデッキ「マグマ団 ハーフデッキW」「アクア団 ハーフデッキW」、強化拡張パックex1「マグマVSアクア ふたつの野望」 |
特徴 |
- 2つのタイプを持つポケモン
- 「マグマ団」「アクア団」のポケモンは、本来のタイプに加え、悪タイプを持つポケモンがいる
|
ポケモンカードゲームシリーズ(2004年~2007年)
ポケモンex
初出 |
ランダム構築スターターランダム構築スターター「フシギバナ★草」「リザードン★炎」ランダム構築スターター「カメックス★水」 |
特徴 |
|
ポケモン☆
初出 |
拡張パック「蒼空の激突」 |
特徴 |
- カード名に「☆」がついていて、通常のポケモンとは別名となる
- すべて「たねポケモン」で登場
- 「ポケモン☆」はデッキに1枚までしか入れられない
- 読み方は「ポケモンスター」
|
わるいポケモン
初出 |
構築済みデッキ「ロケット団ハーフデッキW -silver-」「ロケット団ハーフデッキW -black-」拡張パック 「ロケット団の逆襲」 |
特徴 |
- ポケットモンスターカードゲームシリーズのリメイク
- カード名に「わるい」がついていて、通常のポケモンとは別名となる
- すべて「進化ポケモン」で登場
- 本来のタイプに加え、悪タイプを持つ
|
R団のポケモン
初出 |
構築済みデッキ「ロケット団ハーフデッキW -silver-」「ロケット団ハーフデッキW -black-」拡張パック 「ロケット団の逆襲」 |
特徴 |
- ポケットモンスターカードゲームシリーズのリメイク
- カード名に「R団」がついていて、通常のポケモンとは別名となる
- 本来のタイプに関係なく、すべて悪タイプで登場
|
[δ-デルタ種]のポケモン
初出 |
ホロンの研究塔ハーフデッキ1/2「炎EX」「水EX」「雷EX」 |
特徴 |
- カードゲームオリジナルの設定
- 本来のタイプとは異なるタイプを持つポケモン(本来のタイプに加え、鋼タイプを持つデュアルタイプも登場している)
- 「ポケモンex」「ポケモン☆」「わるいポケモン」に続く4番目の新たなポケモンとして「デルタ種」と命名された
- カード名に「δ-デルタ種」は含まれない(例:通常の「サーナイト」と「サーナイト[δ-デルタ種]」は、デッキに合計4枚までしか入れられない)
- デルタ種は「ポケモンex」や「ポケモン☆」も登場している
|
ホロンのポケモン
初出 |
拡張パック「ホロンの研究塔」 |
特徴 |
- カードゲームオリジナルの設定
- 通常どおりポケモンとして場に出せるが、手札からエネルギーとして場のポケモンにつけることができる
- カード名に「ホロンの」がついていて、通常のポケモンとは別名となる
- 場のポケモンにエネルギーとしてついているとき以外は、ポケモンとして扱う
|
ポケモンカードゲームDP/DPtシリーズ(2006年~2009年)
ポケモンLV.X
初出 |
拡張パック「時空の創造 ダイヤモンドコレクション」「時空の創造 パールコレクション」 |
特徴 |
- 計測できないレベルのポケモンをLV.Xと呼ぶ
- バトル場の同じ名前のポケモンの上に重ねてレベルアップさせる
- レベルアップ前のポケパワー・ポケボディー、ワザはすべて引き継ぐ
- 場に出したばかりの番に、レベルアップできない
- レベルアップしたとき、受けていた特殊状態やワザの効果はすべてなくなる(受けていたダメージはそのまま)
- LV.Xはカード名に含まれない(例:通常の「エンペルト」と「エンペルト LV.X」は、デッキに合計4枚までしか入れられない)
- 読み方は「ポケモンレベルエックス」
|
きのみ持ちポケモン、どうぐ持ちポケモン
初出 |
拡張パック「湖の秘密」 |
特徴 |
- カードに描かれている「きのみ」や「どうぐ」によって自動的にはたらく効果を持つポケモン
|
SPポケモン
初出 |
拡張パック「ギンガの覇道」 |
特徴 |
- SPというマークがあるポケモン
- すべて「たねポケモン」で登場
- カード名の後ろに持ち主のグループ名が書かれている
- グループ名は[G]のギンガ団、[GL]のジムリーダー、[FB]のフロンティアブレーン、[四]の四天王、[C]のチャンピオンの5種類(劇場版の限定商品では[M]という種類がある)
- カード名にグループの名前が含まれるため、通常のポケモンとは別名となる
- 「SPポケモン」はポケモンLV.Xも登場した
- 「SPポケモン」の読み方は「スペシャルポケモン」
|
アルセウス
初出 |
構築スタンダードデッキ「アルセウスLV.X 雷&超」「アルセウスLV.X 雷&超」、拡張パック「アルセウス光臨」 |
特徴 |
- カード名に「アルセウス」とつくポケモンはデッキに何枚でも入れられる
- 「アルセウス」は9タイプ登場
|
ポケモンカードゲームLEGENDシリーズ(2009年~2010年)
伝説ポケモン
初出 |
拡張パック「ハートゴールドコレクション」「ソウルシルバーコレクション」 |
特徴 |
- 「たねポケモン」とは異なる分類の「伝説ポケモン」
- 同じカード名の2枚の「伝説ポケモン」を組み合わせて1匹のポケモンとして場に出す
- 対戦準備のときは場に出すことはできない
- カード名の後ろにLEGENDと書かれているため、通常のポケモンとは別名となる
- 1組の伝説ポケモンに2匹のポケモンが描かれたカードは、「きぜつ」したときに相手にとられるサイドは2枚になる
|
グレートポケモン
初出 |
拡張パック「ハートゴールドコレクション」「ソウルシルバーコレクション」 |
特徴 |
- 通常よりステータスが優れたポケモンをグレートポケモンと呼ぶ
- 特別なルールはなく、カードフォーマットが通常のポケモンと異なるのみ
|
ポケモンカードゲームBWシリーズ(2010年~2013年)
ポケモンEX
初出 |
拡張パック「サイコドライブ」「ヘイルブリザード」 |
特徴 |
- ポケモンカードゲームADVの「ポケモンex」のリメイク
- すべて「たねポケモン」として登場
- 読み方は「ポケモンイーエックス」
|
復元ポケモン
初出 |
拡張パック 「レッドコレクション」 |
特徴 |
- 「たねポケモン」とは異なる分類の「復元ポケモン」
- 復元ポケモンは特定の「グッズ」の効果でベンチに出せる
|
プラズマ団のポケモン
初出 |
拡張パック 「プラズマゲイル」 |
特徴 |
- 「プラズマ団」というマークがあるポケモン
- 「プラズマ団」のポケモンは、ポケモンEXも登場している
|
ポケモンカードゲームXY/XY BREAKシリーズ(2013年~2017年)
ポケモンEX
初出 |
拡張パック 「コレクションX」「コレクションY」 |
特徴 |
|
M進化ポケモン
初出 |
拡張パック 「コレクションX」「コレクションY」 |
特徴 |
- カード名にMとEXと書かれているため、通常のポケモンや進化元のポケモンEXとは別名となる(例:「MルカリオEX」「ルカリオEX」「ルカリオ」は、それぞれ別名のため、デッキに4枚ずつ入れられる)
- 同じ名前のポケモンEXに重ねて進化する
- M進化ポケモンになったとき、自分の番は終わる
- ゲンシグラードンEX、ゲンシカイオーガEXが持つゲンシカイキルールは、M進化と同じ内容
- 読み方は「メガしんかポケモン」
|
古代能力を持つポケモン
初出 |
拡張パック「ガイアボルケーノ」「タイダルストーム」 |
特徴 |
- 特性とは異なる特殊な能力
- 古代能力は「Ωバリア」「Ω連打 」「αグロウ」「α回復」「Δプラス」「Δ進化」「 Δワイルド 」「θマックス」「θダブル」「θストップ」の10種類
- 古代能力を持つ「M進化ポケモン」も登場している
|
BREAK進化ポケモン
初出 |
拡張パック「青い衝撃」 「赤い閃光」 |
特徴 |
- 同じ名前のポケモンの上に重ねて進化させる
- BREAK進化する前の「ワザ・特性・弱点・抵抗力・にげる」を引きつぐ
- カード名にMとEXと書かれているため、通常のポケモンとは別名になる
- 読み方は「ブレイクしんかポケモン」
|
マグマ団のポケモン、アクア団のポケモン
初出 |
コンセプトパック「マグマ団VSアクア団 ダブルクライシス」 |
特徴 |
- ポケットモンスターカードゲームADVシリーズのリメイク
- 「マグマ団」「アクア団」は、それぞれポケモンEXも登場している
|
デュアルタイプ
初出 |
拡張パック「爆熱の闘士」「冷酷の反逆者」 |
特徴 |
- ポケットモンスターカードゲームADVシリーズのリメイク
- デュアルタイプは、「ポケモンEX」や「M進化ポケモン」も登場している
|
まとめ
最初のシリーズから順を追ってみていくと、同じルールが改良されて新たなシリーズで登場したり、昔のシリーズにあったルールが新たなシリーズでそのまま採用されるケースもあるようです。
新たなルールは目新しさだけでなく、楽しさや簡単さ、ゲームバランスなど、様々な観点から開発されてきたのでしょう。
それにしても歴史が長いだけあって、本当にたくさんのルールやカードデザインがありましたね。冒頭でお話した、25周年記念でのリバイバルが本当だったとしたら、この記事の元のカードと見比べてみてくださいね。
今回はここまでです。それでは皆さん、良いポケモンカードライフを。