こんにちは。かなめです。
この記事では、1997年~1998年に開催された公式大会、第2回ポケモンカード公式トーナメントの内容を知ることができます。
当時の大会を知ることで、現在の大会との違いがわかるだけでなく、もしあなたが当時のカードを持っているならば、この大会と同じレギュレーションで遊ぶこともできます。
この大会は、事前応募制で当選者には大会のガイドブックが郵送されてきました。その内容や、当時発行されていたポケモンカードファンクラブの情報を元にまとめています。
イベント概要
大会情報
大会名:ポケットモンスターカードゲーム 第2回公式トーナメント
参加方法:ハガキによる事前応募で当選者が参加できる
開催時間:午前の部、午後の部の2部構成
部門:小学生大会(ジュニア)、中学生大会(シニア)
開催日 | 会場 | 各大会の固有名称 |
1997年11月8日 | 神戸国際展示場 | マサラカップ |
1997年12月7日 | 福岡ドーム | トキワカップ |
1998年1月10日~11日 | 幕張メッセ | ニビカップ |
1998年2月1日 | 大阪ドーム | ハナダカップ |
1998年2月8日 | ナゴヤドーム | クチバカップ |
1998年2月15日 | 札幌コミュニティドーム | シオンカップ |
入賞賞品
優勝 | No.1トレーナーカード、特製キャップ、LV.3までのバッジ |
準優勝 | No.2トレーナーカード、特製キャップ、LV.3までのバッジ |
3位 | No.3トレーナーカード、特製キャップ、LV.3までのバッジ |
4位 | 特製キャップ、LV.3までのバッジ、好きなキラカード2枚 |
※入賞した選手は「日本一決定戦 リザードンメガバトル」への出場権も得られる
ベスト8 | LV.2までのバッジ、好きなキラカード2枚 |
ベスト16 | LV.1バッジ、好きなキラカード1枚 |
※賞品でもらえるカードに拡張パック 第4弾「ロケット団」のカードは含まれない
参加賞 |
ラッキーコイン(金色) |
レギュレーション
トーナメントのルール
- サイド4枚戦
- 制限時間は1試合10分
- 拡張パック「ロケット団」のカードは合計で4枚までしか入れられない
- 対戦の準備で「たねポケモン」がいなければ、出せるまで切り直しができる(「ピッピ人形」「なにかの化石」しかないときも切り直しができる)
- 制限時間内に勝負がつかない場合は、サイドが少ない選手の勝利
- 制限時間内に勝負がつかず、サイドの数が同じならばジャンンケンで勝敗を決定(決勝戦、3位決定戦は勝負がつくまで延長あり)
この大会で使えるカード
拡張パック
拡張パック 第1弾
1996年10月20日発売
拡張パック第2弾 ポケモンジャングル
1997年3月5日発売
拡張パック第3弾 化石の秘密
1997年6月21日発売
拡張パック第4弾 ロケット団
1997年11月21日発売
プロモカード
ピカチュウ LV.16
月刊コロコロコミック96年11月号 付録
プリン LV.12
月刊コロコロコミック96年11月号 付録
ピカチュウ LV.16
すぐわかるポケモンカードの遊びかた 付録
プリン LV.12
すぐわかるポケモンカードの遊びかた 付録
ミュウ LV.8
月刊コロコロコミック97年2月号 付録
ピカチュウ LV.16
トヨタオートキャンペーン
ウインディ LV.34
トヨタオートキャンペーン
ヤドンLV.9
公式プレイマット 付録
ミュウツー LV.60
月刊コロコロコミック97年6月号
ミュウツー LV.60
ポケットモンスターファンブック 付録
超エネルギー回収
ポケットモンスターファンブック 付録
エレブーLV.20
公式カードファイル 付録
なみのりピカチュウ
JRスタンプラリー
ミュウ LV.8
JRスタンプラリー
なみのりピカチュウ
月刊コロコロコミック97年9月号 付録
イマクニ?
月刊コロコロコミック97年9月号 付録
そらをとぶピカチュウ
月刊コロコロコミック97年11月号 付録
わるいペルシアン
「ポケモンカードファンクラブvol.3」 付録
トキワカップ以降で使用可能なプロモカード
ピカチュウ LV.13
次世代ワールドホビーフェア 特別限定拡張シート
ミュウツー LV.30
次世代ワールドホビーフェア 特別限定拡張シート
ミュウ LV.25
次世代ワールドホビーフェア 特別限定拡張シート
ニビカップ以降で使用可能
かっこいいポリゴン
ニンテンドー64Wゲットだぜキャンペーン
くいしんぼカビゴン
ニンテンドー64Wゲットだぜキャンペーン
ニャース
月刊コロコロコミック98年1月号 付録
パソコン大暴走!
月刊コロコロコミック98年1月号 付録
その他
ジャンボカードは入れられない
ルールの変更点(ニビカップ以降で適用)
進化について
進化しても特殊状態はそのまま。
↓
進化すると特殊状態から回復する。
「にげる」について
「にげる」が成功した場合、必要なエネルギーをトラッシュする。
↓
「にげる」を宣言してから必要なエネルギーをトラッシュする。(コインがウラなら、にげられない)
ポケモンチェックについて
特殊状態と「きぜつ」をチェックする。
↓
特殊状態のチェックのみ行う。
サドン・デスについて
おたがいに7匹目のポケモンをバトル場に出して、先に7匹目のポケモンを「きぜつ」させたプレイヤーの勝ち。(サイド6枚戦の場合)
↓
サイドを1枚にして、対戦を最初からやり直し、先にサイドをとったプレイヤーの勝利。
まとめ
1日に2回のトーナメントが開催されたため、1試合10分でサイド4枚戦という大会独自のルールが採用されていました。
新発売だった拡張パック「ロケット団」に使用制限があり、独自のカードプールで対戦するのは、この大会が初だったと思われます。
しかし、拡張パックは平等なのに、同じトーナメントシリーズで、開催日によって使えるプロモカードが増えるのはちょっと不公平ですよね。しかも、ルール変更まで起こってるし。
大会という形式だったのに緩い運営なのは、カードゲームの黎明期だったことや、小中学生を対象にした販促イベントという側面が強かったのかもしれません。
この時代から日本一決定戦に繋がる大会が始まり、20年以上経った今では世界大会に繋がる大会も開催されていると考えると感慨深いです。
需要があるかわかりませんが、私がこの大会で挑んだデッキや、周囲で使用されていたカードについても、いつか記事にできたらと思っています。
今回はここまでです。それでは皆さん、良いポケモンカードライフを。