こんにちは。かなめです。
この記事は、ポケモンカードのルールを詳しく覚えたいという人に向けた内容になっています。今回は「勝敗判定」だけに焦点を当てています。
対戦で勝つためには3つの条件があり、これについて知ることができます。さらに、どちらが勝ちなのか判らない状況についても解決していきます。
相手のポケモンを倒してサイドをすべてとれば勝ちというのは基本ですが、他にも勝つ方法があるのを知っていますか?まずは3つの勝利条件を確認してみましょう。
3つの勝利条件
自分の番と相手の番を繰り返して、以下の3つの条件のいずれかになったプレイヤーは、勝利となります。そして対戦の終了となります。
・勝利条件1:自分のサイドをすべてとった
・勝利条件2:相手が次のバトルポケモンを出せなくなった
・勝利条件3:相手の山札が無くなり、番の始めに山札を引けなくなった
「勝利条件3」は相手の山札をトラッシュさせるようなデッキを組まないかぎり、なかなか発生しません。また、この勝利条件は、必ずどちらかの番の始めに起こります。
通常の対戦では、勝利条件の1か2のどちらかで勝敗が決定していると思います。これらは、相手のポケモンを「きぜつ」させたときに、勝敗判定をしているのです。
しかし、この2つの勝利条件には複雑な要素があります。それは、自分と相手が同時に勝利条件を満たすということです。
このような事態になったとき、「引き分け」となることもあります。では、どのように勝敗判定をすれば良いのでしょうか。これは順を追って説明していきますよ。
「きぜつ」から勝敗判定までの流れ
前の項目では、勝利条件について説明しました。その中で相手を「きぜつ」させたときに勝敗判定が発生をするということは理解していただけましたか?
この項目ではポケモンが「きぜつ」してから、勝敗判定までの流れを説明していきます。先ほど触れた、自分と相手が同時に勝利条件を満たした場合についても深堀りしていきます。
- STEP1「きぜつ」するポケモンを確認自分と相手の場を見て、HPを超える数のダメカンがのっているポケモンいたら、そのポケモンは「きぜつ」する。
- STEP2「きぜつ」したポケモンをトラッシュする「きぜつ」したポケモンは、全て同じタイミングでトラッシュする。
- STEP3サイドをとる「きぜつ」した相手のポケモンの数ぶん、サイドをとる。
(次に番を行うプレイヤーからとる。ポケモンチェックの場合も同じ。)
- STEP4次のバトルポケモンを出すバトルポケモンが「きぜつ」した場合、ベンチからバトルポケモンを出す。
(次に番を行うプレイヤーから出す。ポケモンチェックの場合も同じ。)
- STEP5勝敗判定勝利条件を満たしている数が多いプレイヤーの勝ち。
相手のポケモンを「きぜつ」させて、勝敗判定をするまでの手順は、一本道なので迷うことはありません。しかし、これが自分と相手のポケモンが同時に「きぜつ」していた場合はどうでしょうか?
上の表は「同時きぜつ」ではない場合でも同じフローですが、その場合、片方のプレイヤーのみが行うため、勝敗判定には支障が出ていないと思います。
しかし以下のような、おたがいのポケモンにダメージを与えるワザや、相手のワザのダメージを受けた際に反撃をするような効果で、自分と相手が「同時きぜつ」した場合、おたがいが勝利条件を満たす場合があります。上の表の流れを理解していなければ、正確に勝敗判定をすることができません。
では、「同時きぜつ」をした際に、どのような手順で勝敗判定をしていくかを次の項目で説明していきます。
勝敗判定の方法
前の項目の勝敗判定までの流れを踏まえ、自分と相手が同時に勝利条件を満たす場合の勝敗判定を2つ説明していきます。ここの項目を理解することができれば、どちらが勝ちなのか判らない状況は無くなることでしょう。
前の項目でもお伝えしましたが、おたがいに勝利条件を満たすというのは、主に「きぜつ」が起因しています。
同時にバトルポケモンが出せなくなった場合
この状況の場合、おたがいのプレイヤーは、それぞれ「相手が次のバトルポケモンを出せない」という勝利条件を満たしています。
しかし、これだけでは勝敗判定はできません。この場合は、おたがいのサイドの枚数を確認して勝敗を決定します。
上の状況では自分の勝ちとなりますが、サイドをすべてとったかによって、勝敗は変わります。
状況 | 結果 |
自分だけがサイドをすべてとった | 自分の勝ち |
相手だけがサイドをすべてとった | 相手の勝ち |
おたがいにサイドをすべてとった | 引き分け |
おたがいにサイドがすべてとっていない | 引き分け |
おたがいのプレイヤーの勝利条件の数が同じなら、その対戦は「引き分け」になります。
同時にサイドを取った場合
この状況の場合、おたがいのプレイヤーは、それぞれ「自分のサイドをすべてとった」という勝利条件を満たしています。
もうお分かりだと思いますが、相手が次のバトルポケモンを出せるかという勝利条件を確認します。
上の状況では自分の勝ちとなりますが、次のバトルポケモンを出せるかによって、勝敗は変わります。
状況 | 結果 |
相手だけが次のバトルポケモンを出せない | 自分の勝ち |
自分だけが次のバトルポケモンを出せない | 相手の勝ち |
おたがいに次のバトルポケモンを出せない | 引き分け |
おたがいに次のバトルポケモンを出せる | 引き分け |
おたがいに、サイドの有無の勝利条件を確認したら、相手のバトルポケモンの有無の勝利条件も確認してください。この2つの勝利条件を確認することが、勝敗判定において大切なのです。
勝敗判定のコツ
今回解説した「勝敗判定」によって、「勝ち」「負け」「引き分け」が判断できるようになりました。しかし、解説したのはごく一部のパターンです。
全てのパターンを暗記するの難しいので、勝敗の結果を導く方法を用意しました。
勝敗判定の計算方法
自分の勝利条件の数-相手の勝利条件の数=勝敗結果
状況 | 結果 |
勝敗結果の数字がプラスになっている場合 | 自分の勝ち |
勝敗結果の数字がマイナスになっている場合 | 自分の負け |
勝敗結果の数字が0になっている場合 | 引き分け |
おたがいのプレイヤーの「自分がサイドをすべてとった」と「相手が次のバトルポケモンを出せない」の勝利条件を数えて、引き算をするのです。
勝敗判定の表
勝敗判定の表も用意しましたので、最初のうちはこの表を見て判断するのもオススメです。
おまけ
最後におさらいとして、2つの例題を出します。答えは記事の一番下にありますよ!
問1
場の状況
自分:サイドをすべてとれるが、次のバトルポケモンを出せない
相手:サイドをすべてとれないが、次のバトルポケモンを出せる
問2
場の状況
自分:サイドをすべてとれないが、次のバトルポケモンを出せる
相手:サイドをすべてとれるが、次のバトルポケモンを出せない
解答
問1と問2は、どちらも引き分けになります。
理由は自分の勝利条件の数と、相手の勝利条件の数が同じだからです。これは2つの問題のどちらもそうなっています。
ちなみに、問2は問1のおたがいの状況を入れ替えただけで、内容はほとんど同じになっています。自分と相手の状況が変わるだけでも、状況判断するのは案外難しいものです。
しかし、勝敗判定の中で最も複雑な「同時きぜつ」が理解できれば、どんな状況でも正確に勝敗を判断できるようになりますよ。
「勝敗判定」の判断について理解いただけましたでしょうか?
今回はここまでです。それでは皆さん、良いポケモンカードライフを。