こんにちは。かなめです。
この記事では、ポケモンカードの対戦ルールのうち、「ポケモンチェック」について解説していきます。これを読めば、ポケモンチェックとは何なのかがわかります。
また、既にポケモンチェックについて知っている人には、より詳しくなることができ、この場面で行き詰ることが無くなることでしょう。
対戦中では、下記の場面で発生するのを知っていますか?
まずはポケモンチェックとは何なのか、解説をしていきますよ!
ポイント1:ポケモンチェックとは
ポケモンの状態を確認することです。対戦をしている中で、自分の番と相手の番の後に、それぞれ1回ずつ確認をします。
このポケモンチェックで確認するものは2つだけです。
①ポケモンの特殊状態(どく、やけど、ねむり、マヒ) ※こんらんは含まれない
②ポケモンチェックのときにはたらく、ポケモンの特性や、トレーナーズの確認
主に確認するのは、「特殊状態」が多いので、特殊状態についてあまりわからない人は先にこちらの記事を読んでください。
また、ポケモンチェックなのに、「トレーナーズの確認」と書かれていますが、確認したトレーナーズが、ポケモンに対して何らかの効果を発揮するものがほとんどになります。
トレーナーズや特性でポケモンチェックでの確認が必要なものは、「ポケモンチェックのたび~」という文章を目にするはずです。
例として、ポケモンチェックが関わるトレーナーズとポケモンを紹介します。
カード名 | 戒めの祠 |
効果 | ポケモンチェックのたび、おたがいの「ポケモンGX・EX」全員に、それぞれダメカンを1個のせる。 |
収録シリーズ | ハイクラスパック「TAG TEAM GX タッグオールスターズ」(SM12a) |
カード名 | マタドガス |
特性 | いのこりガス |
効果 | このポケモンがバトル場にいるかぎり、ポケモンチェックのたび、相手のたねポケモン全員に、それぞれダメカンを1個のせる。 |
収録シリーズ | 拡張パック「ダブルブレイズ」(SM10) |
ポイント2:ポケモンチェックは、どちらの番でもない
ポケモンチェックは、前述のとおり、それぞれのプレイヤーの番の後に行なわれます。
ここでは自分だけではなく、相手も同時にポケモンの確認を行ないます。それぞれ、自分のポケモンの状態を確認していきましょう。
しかし、特殊状態になっているポケモンがおらず、特性やトレーナーズなどの効果が無い場合、ポケモンチェックは省略されることが多いです。(上の表でプレイヤーの番と矢印が繋がっていないのは、省略されることが多いため)
普段の対戦の中では、ほとんどの場合、自分の番が終わると相手の番にすぐ交代していませんか?これはおたがいに、ポケモンチェックで確認するものが無いからです。
また、ポケモンチェックは、どちらの番にも含まれないため、「自分の番の終わりまで~」「次の相手の番~」と書かれたカードの効果は効きません。
カード名 | ウツボット |
ワザ | いえき |
効果 | 次の自分の番の終わりまで、このワザを受けたポケモンが持つ特性はなくなる。 |
収録シリーズ | 強化拡張パック「ナイトユニゾン」(SM9a) |
このポケモンの「いえき」の効果は「次の自分の番の終わりまで」効くため、次の自分の番の直後のポケモンチェックでは、「いえき」の効果はなくなります。
ポイント3:ポケモンチェックをする順番
特殊状態は、「どく」⇒「やけど」⇒「ねむり」⇒「マヒ」の順番で確認します。とはいえ、同時に複数の特殊状態になることは、ほとんど無いと思うので頭の片隅に置いてください…。
特殊状態の順番以外は、チェックする順番を自由に決めることができます。
例として、自分の場に特殊状態の「どく」と「ねむり」になった自分のポケモンと、相手の場にスタジアム《戒めの祠》があり、《マタドガス》の特性「いのこりガス」がはたらいているとします。
この場合の処理順番を確認してみましょう。
①特性やトレーナーズの効果
②特殊状態
③特性やトレーナーズの効果
上のように分けた場合、①で《戒めの祠》と《マタドガス》の特性を確認してもいいですし、③にそれらを確認しても問題ありません。あるいは、《戒めの祠》を①に、《マタドガス》特性を③に分けて確認こともできます。
これらの順番を決めるのは、すべて効果を受けるポケモンの持ち主となります。相手のトレーナーズだとしても、その効果を受けるのは自分のポケモンなので、自分が処理順を好きに決められます。
ポイント4:自分と相手はどちらからポケモンチェックをしても良い
自分のポケモンと、相手のポケモンがそれぞれ、ポケモンチェックで何らかの処理が発生した場合、自分と相手のどちらが先にポケモンチェックを行なうか、などの順番はありませんので、その場でプレイヤー同士で決めてください。
なぜなら、どちらが先にポケモンチェックをしても、結果は変わらないからです。
例えば、ポケモンチェックの結果によって、相手より先に自分のポケモンにHP以上のダメカンがのった場合でも、すぐに「きぜつ」はしません。
おたがいのポケモンチェックが終わった後に、HP以上のダメカンがのった、おたがいのポケモンを、すべて同時に「きぜつ」させ、同時にトラッシュされます。
余談:ポケモンチェックで、「同時きぜつ」が発生した場合
前の項目では、ポケモンチェックによって、おたがいのポケモンが同時に「きぜつ」することに触れました。
この場合にサイドをとる順番や、バトルポケモンを出す順番は、次のように決まっています。
サイドを取る順番
①次に自分の番を行なうプレイヤー
②次に自分の番を行なわないプレイヤー
新たなバトルポケモンを出す順番
①次に自分の番を行なうプレイヤー
②次に自分の番を行なわないプレイヤー
また、同時に「きぜつ」が発生場合は、勝敗判定を確認する場合もあります。
勝敗判定の確認方法
1)相手が次のバトルポケモンが出せない
2)サイドをすべてとった
おたがいのプレイヤーが、それぞれ勝敗判定の1と2のどれを満たしているのかを確認し、場合によっては「引き分け」ということにもなります。これらが同時に起こることは、かなりレアなケースですが、こちらの記事にまとめていますので、確認してください。
まとめ
- ポケモンチェックは、ポケモンの状態を確認すること(特殊状態や特性の効果を受けるか)
- ポケモンチェックは、自分の番でも相手の番でもない
- 特殊状態以外は、ポケモンの持ち主が自由に決められる
- 自分と相手のどちらが先にポケモンチェックをやっても結果は変わらない
今回はここまでです。それでは皆さん、良いポケモンカードライフを。